ロードアイランド植民地の設立者
ロードアイランド植民地は、1636年にロジャー・ウィリアムズ(Roger Williams)によって設立されました。彼はイングランド出身の神学者・牧師であり、当時のニューイングランドにおいて最も先進的な思想を持つ人物の一人でした。
マサチューセッツ湾植民地からの追放
ウィリアムズは当初、マサチューセッツ湾植民地で牧師として活動していました。しかし、彼が主張する「政教分離」や「宗教の自由」といった考え方は、ピューリタン(清教徒)による厳格な宗教統治を行う同植民地の指導者たちと激しく対立することになりました。
さらに、「先住民であるネイティブ・アメリカンの土地は国王から与えられたものではなく、彼ら自身から正当に対価を支払って購入すべきだ」という主張も、当局との軋轢を一層深めました。その結果、1635年、ウィリアムズは植民地議会により追放を宣告されます。
プロビデンスの建設
追放後、ウィリアムズは冬の厳しい寒さの中を放浪し、最終的にナラガンセット湾へとたどり着きました。現地の先住民族であるナラガンセット族と友好関係を築いた彼は、1636年に彼らから土地を購入し、「プロビデンス(Providence)」という新しい入植地を建設しました。これがロードアイランド植民地の始まりです。
宗教の自由の揺籃の地
プロビデンスでは、信仰の違いにかかわらずすべての人々が受け入れられました。この寛容な精神は、後にアメリカ合衆国憲法修正第1条における信教の自由の理念にも大きな影響を与えたとされています。こうした経緯から、ロードアイランドは「宗教的自由の揺籃の地」として広く知られるようになりました。