結論から言えば、答えは「ノー」です。オーストラリアは第二次世界大戦中、国家として降伏することは一度もありませんでした。
連合国の一員として参戦
オーストラリアは第二次世界大戦において、連合国側の重要な一員でした。1939年9月にヨーロッパで戦争が勃発すると、オーストラリアは同年9月3日、イギリスに続いて速やかにドイツへ宣戦布告を行いました。当時のオーストラリアがイギリス連邦の一員として、本国との強い絆を保っていたことがうかがえます。
戦争期間中、オーストラリア軍はアメリカ合衆国、イギリス、ソビエト連邦といった同盟国と共に戦線を支え、ドイツ、イタリア、日本からなる枢軸国に対抗しました。北アフリカや中東での戦いに加え、太平洋戦争では自国防衛の最前線にも立っています。
苦難の時代でも揺るがなかった意志
1942年2月のシンガポール陥落では、約2万2千人のオーストラリア兵が日本軍の捕虜となるなど、大きな犠牲を払いました。さらに同年にはダーウィン空襲をはじめとする本土への攻撃も受けました。しかしこれらは一部部隊の降伏であり、国家としての降伏ではありません。オーストラリア政府と国民は、最後まで戦い抜く意志を貫きました。
戦争の終結と勝利
1945年、ドイツが5月に、日本が8月に降伏し、枢軸国は敗北しました。オーストラリアは終始連合国の一員として戦い抜き、勝利を収めた国の一つとなりました。第二次世界大戦を通じて、オーストラリアが国家として降伏することは一切なかったのです。