オセアニアの歴史

クリストファー・コロンブスとニューファンドランド島につながりはあったのか?歴史的な事実を解説

コロンブスとニューファンドランド島の関係は存在したのか?

結論から言えば、クリストファー・コロンブスがニューファンドランド島と何らかのつながりを持っていたことを示す証拠は一切存在しません。コロンブスは生涯を通じてこの地域を訪れたことはなく、彼の探検航海は北米大陸東岸ではなく、まったく別の海域に向けられたものでした。

コロンブスの航海が目指したのはどこか?

1492年以降に行われたコロンブスの4回にわたる航海は、主に以下の地域が舞台となっています。

  • カリブ海諸島(バハマ、キューバ、イスパニョーラ島など)
  • 中央アメリカ(ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ沿岸)
  • 南アメリカ北部(ベネズエラ沖やオリノコ川河口域)

これらの航海記録の中に、ニューファンドランド島への寄港や到達を示す記述は一切見られません。

では、誰がニューファンドランドに到達したのか?

ヨーロッパ人として初めてニューファンドランド島に到達したとされるのは、1497年のジョン・カボット(John Cabot)です。イギリス国王ヘンリー7世の支援を受けたカボットの航海は、コロンブスの最初の航海からわずか5年後のことでした。また、さらに時代をさかのぼると、西暦1000年頃にはノース人(ヴァイキング)のレイフ・エリクソン一行が北米大陸に足を踏み入れていたと考えられており、島のランス・オ・メドーズ遺跡からはその痕跡が実際に発見されています。

まとめ

コロンブスとニューファンドランド島を結びつける歴史的事実はなく、両者を関連付けるのは誤解といえます。コロンブスの業績はあくまでカリブ海および中南米への航海にあり、ニューファンドランドの歴史はカボットやノース人の探検とともに語られるべきものなのです。