銀行の現金照合(スペイン語で「アーケオ・デ・カハ」と呼ばれます)とは、営業終了時に銀行の金庫内にある現金やその他の有価証券を数え、帳簿記録と突き合わせる一連のプロセスのことです。日々の取引が正確に処理されているかを確認するための、銀行にとって欠かせない内部統制業務です。
現金照合は誰が行うのか
スペインでは、現金照合は必ず2名の銀行員によって実施されます。1名は窓口(キャッシャー)の責任者であり、もう1名は「インターベントール(interventor)」と呼ばれる監査担当者です。2人が相互にチェックし合うことで、計算ミスや不正の発生を防ぐ仕組みになっています。
現金照合の具体的な手順
照合作業は、次の順序で進められます。
まず、紙幣の枚数を数えることから始まります。続いて、硬貨を数えます。さらに、これらの動きに加えて、回収待ちの未決済取引、約束手形、そして営業開始時点の金庫残高もすべて合計額に含めます。
照合結果の判定と差異への対応
数えた現金およびその他の資産が、銀行の帳簿に記録された金額と一致した場合、その照合は正確と認められ、金庫は正式に締め切られます。
一方、金額に不一致が見つかった場合は、差異の原因を特定するための調査が直ちに行われます。この調査によって、単純な計算ミスなのか、それとも不正の兆候なのかが判明し、問題の早期解決につながります。