インディアンデー(インディオの日)は毎年4月19日に祝われる記念日で、ブラジルではヴァルガス政権時代に制定されました。
この日には、学校や各種団体、先住民コミュニティがイベントを開催し、ブラジル国民の形成において先住民文化が果たしてきた重要な役割を振り返ります。
インディアンデーの起源と歴史
1940年4月19日、メキシコのミチョアカン州パツクアロにて「第1回米州先住民会議」が開催されました。
この歴史的な会議を記念するため、ジェトゥリオ・ヴァルガス(1883〜1954)政権下の1943年、法律第5,540号によって4月19日がインディアンデーとして定められました。
会議には各国政府の要人や多くの先住民リーダーが出席しました。この会議の中で、本部をメキシコに置く「米州先住民研究所」が設立され、現在もアメリカ大陸における先住民政策の調整と支援を行っています。
インディアンデーを祝う4つの活動アイデア
学校では、子どもたちが先住民の習慣にちなんだ活動に参加するのが恒例となっています。
しかし残念ながら、アメリカ文化の影響もあり、生徒たちはブラジルの豊かな先住民文化を大切にするどころか、アメリカ式のモデルを模倣してしまうことが少なくありません。
そこで、インディアンデーを祝うための活動の提案をご紹介します。
1. 料理:キャッサバ(マンジョカ)を使った料理を作ってみましょう。例えば、魚とバナナを茹でた郷土料理などがおすすめです。
2. 文学・国語:先住民の伝説や神話の物語を語り合い、先住民起源の言葉の意味を調べてみましょう。
3. スポーツ:先住民族競技大会で実施される種目、例えば槍投げや丸太運び競争などに挑戦してみましょう。
4. アート:ブラジル(または世界)のさまざまな先住民族の写真を見せ、それをもとに自分自身のボディペイントを再現してもらいましょう。先住民は顔だけでなく体にも絵を描くことを忘れずに。羽根を使った先住民の芸術を工作に取り入れるのも良いでしょう。
先住民の重要性とブラジル文化への貢献
先住民はブラジル文化の形成において非常に重要な存在でした。その影響は、ブラジル人の習慣、食文化、言語、そして民族の融合の中に今も色濃く見ることができます。
ハンモックの使用、藁や蔓(つる)を使った工芸品、陶器の製作などは、その代表的な例です。
料理の分野では、トウモロコシ、果物、キャッサバを使った食べ物が挙げられます。医療の分野では、薬用ハーブの活用が際立っています。
また、ブラジルの民間伝承には、カボクリーニョやシャーマンといった存在、スイレンの起源や鳥のウイラプルについて語る伝説などが登場します。
先住民起源の言葉11選
ブラジルの語彙には、先住民起源の言葉が数多く含まれています。
- マラカナン(Maracanã)
- イパネマ(Ipanema)
- イタマラカ(Itamaracá)
- イトゥ(Itu)
- ポロロッカ(pororoca)
- トゥクナレ(peacock bass)
- ウイラプル(uirapuru)
- カジュ(cashew/カシューナッツ)
- ピタンガ(pitanga)
- ジャシー(Jaci)
- イアラ(Iara)
ブラジルには305の民族グループに属する896,919人の先住民がおり、274の言語を話しながら全国各地に暮らしています。
2012年には、全国のあらゆる地域にある32の村で調査が実施され、20の民族からなる1,222人の先住民がインタビューを受けました。
調査結果によると、先住民は自らの文化を大切にしながら、仕事や学びを通じて社会的に進歩したいと考えていることが明らかになりました。
関連記事:
- ブラジルの先住民
- 先住民の伝説
- ブラジルの先住民芸術
- 先住民族競技大会