南アメリカの歴史

女性に選挙権を与えた法律を成立させたアメリカ大統領とは?

女性に選挙権を保障する法律の成立を導いたのは、当時のアメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソンです。彼は1920年8月26日、合衆国憲法修正第19条に署名し、女性にも男性と同等の投票権が正式に認められることになりました。

修正第19条とは何か

修正第19条は「合衆国市民の投票権を、性別を理由に否定または制限してはならない」と定めるものです。1920年8月18日にテネシー州が36番目の批准州となり、必要な州の数に達したことで憲法の一部となり、同年8月26日にウィルソン大統領が署名して正式に発効しました。

ウィルソン大統領の立場の変化

ウィルソンは当初、女性参政権は各州の判断に委ねられるべきだと考えており、慎重な姿勢を取っていました。しかし、アリス・ポールらが率いる全国女性党によるホワイトハウス前でのデモやハンガー・ストライキなど、活発化する参政権運動や、第一次世界大戦中における女性たちの社会貢献を目の当たりにするうちに、連邦レベルでの法制化を支持するようになりました。1918年には議会に対し、修正案への支持を明確に訴えています。

長い闘いの歴史

女性参政権を求める運動は、1848年のセネカフォールズ会議にまで遡ります。スーザン・B・アンソニーやエリザベス・キャディ・スタントンらが先頭に立ち、70年以上にわたる活動が実を結んだのが、この修正条項でした。

まとめ

女性に選挙権を与える法律(合衆国憲法修正第19条)に署名したのは、第28代アメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソンです。ただしこれは彼一人の功績ではなく、数世代にわたる女性たちの不屈の運動によってもたらされた成果である点も、忘れてはなりません。