南アメリカの歴史

サウスカロライナ州の脱退原因宣言に記された連邦離脱の正当化理由とは?

サウスカロライナ州脱退原因宣言の背景

1860年12月24日、サウスカロライナ州の脱退会議は、同州が合衆国(連邦)から脱退する正当な根拠を示す「脱退原因宣言」を採択しました。この歴史的文書には、北部諸州に対する数多くの不満が列挙されており、南北戦争勃発の直前における南部の立場を如実に物語っています。

宣言に挙げられた主な不満

  • 逃亡奴隷の返還拒否: 1850年の逃亡奴隷法が存在したにもかかわらず、北部諸州は南方へ逃亡奴隷を返還することを拒み続けました。
  • 経済政策への不満: 北部諸州が主導した関税およびその他の経済政策が、南部経済に深刻な打撃を与えたとされています。
  • リンカーンの大統領当選: エイブラハム・リンカーンは奴隷制廃止論者と見なされており、その当選は南部の奴隷制に対する重大な脅威と受け止められました。

脱退という結論に至った理由

宣言の中でサウスカロライナ州は、こうした北部の行為が北部諸州に課された「憲法上の義務」への違反であり、「北南両地域のさらなる協力を不可能にした」と主張しました。そして、連邦との関係を断ち切る脱退こそが、唯一の実行可能な解決策であると結論づけたのです。