南アメリカの歴史

女性の名前にちなんで名付けられた州は?バージニアとメリーランドの由来を解説

アメリカ合衆国には50の州がありますが、その中で女性の名前に直接由来する州は実はごくわずかしかありません。ここでは、女性にちなんだ州名の由来と、あわせて知っておきたい関連する州の名前の意味をご紹介します。

女性の名前にちなんだ州

バージニア州(Virginia)

バージニア州は、イングランドのエリザベス1世にちなんで名付けられました。彼女は生涯結婚しなかったことから「処女王(Virgin Queen)」と呼ばれており、これが州名の由来になったと言われています。16世紀後半、ウォルター・ローリー卿らによる植民活動の際にこの名前が付けられました。

メリーランド州(Maryland)

メリーランド州は、イングランド王チャールズ1世の王妃であるアンリエッタ・マリア(Henrietta Maria)にちなんで名付けられました。1632年にチャールズ1世がこの地域の勅許を与えた際、王妃への敬意を込めて命名されたものです。

よくある誤解:ジョージア州とカロライナ諸州

ジョージア州やノースカロライナ州・サウスカロライナ州も「女性にちなんだ州」として紹介されることがありますが、実際には王の名前に由来しています。

ジョージア州(Georgia)

ジョージア州は、1732年にこの地域の勅許を与えたイギリス王ジョージ2世自身にちなんで名付けられました。王妃カロラインに由来するという説もありますが、一般的には王の名前から取られたとされています。

ノースカロライナ州・サウスカロライナ州(North & South Carolina)

「Carolina」は、ラテン語で「チャールズ」を意味する「Carolus」に由来します。1663年にイングランド王チャールズ2世が勅許を与えたことにちなんだ名前です。さらに遡ると、1562年のフランス製の地図にシャルル9世を讃えて「Caroline」と記されたのが始まりとも言われています。

まとめ

女性の名前に直接由来する州は、バージニア州(エリザベス1世)とメリーランド州(王妃アンリエッタ・マリア)の2つです。一方、ジョージア州やカロライナ諸州は国王にちなんだ州名であり、混同されやすいので注意しましょう。