南アメリカの歴史

奴隷はいつ解放されたのか?アメリカ奴隷制廃止の歴史を解説

奴隷解放の決定的な日:1865年12月6日

アメリカ合衆国における奴隷制は、1865年12月6日に憲法修正第13条が批准されたことにより、正式に廃止されました。この修正条項の成立によって、合衆国全土で奴隷制が違法となり、長い間抑圧されてきた多くの人々がついに自由を手にすることとなりました。

奴隷解放宣言:自由への第一歩

しかし、奴隷解放への動きは、それ以前からすでに始まっていました。1862年、エイブラハム・リンカーン大統領は「奴隷解放宣言」を発布し、南部連合(アメリカ連合国)が支配していた地域のすべての奴隷を自由な身分とすると宣言しました。この宣言は、南北戦争の帰趨にも大きな影響を与える歴史的な一歩となりました。

宣言の限界と歴史的意義

ただし、奴隷解放宣言によって直ちに国内のすべての奴隷が解放されたわけではありませんでした。当時、一部の境界諸州やコロンビア特別区では依然として奴隷制が合法とされていたためです。それでも、この宣言は奴隷制との闘いにおける重要な転換点となり、やがて全国規模での奴隷制完全廃止へと至る道を切り開きました。こうして、憲法修正第13条の批准をもって、アメリカは建国以来続いた奴隷制に正式に終止符を打ったのです。