1968年のアメリカ銀ドルは、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディを記念して鋳造された記念硬貨です。銀90%・銅10%の合金で作られており、重量は26.73グラム(0.859トロイオンス)です。直径は38.1ミリメートル(1.5インチ)、厚さは2.15ミリメートル(0.085インチ)となっています。
硬貨のデザイン
表面には右を向いたジョン・F・ケネディ大統領の肖像が描かれ、その周囲には「JOHN F. KENNEDY 35TH PRESIDENT」の銘が刻まれています。裏面にはアメリカ合衆国大統領の紋章があしらわれ、紋章の上部に「UNITED STATES OF AMERICA」、下部に「ONE DOLLAR」の文字がそれぞれ配置されています。
鋳造の歴史
この硬貨は、著名な貨幣デザイナー兼彫刻家であるフランク・ガスパロ(Frank Gasparro)によってデザインされました。フィラデルフィア造幣局で鋳造され、発行枚数は209万2,000枚です。発行日は1968年3月17日で、ケネディ大統領暗殺から5周年にあたる日として選ばれました。
現在の価値と相場
1968年アメリカ銀ドルの価値は、保存状態や希少性によって大きく変動します。目安としては以下の通りです。
- 未流通品(ミントコンディション): 数百ドルの価値がつくこともあります
- 流通品(良品): おおよそ15ドル~20ドル程度が相場
- エラー品・特殊な特徴があるもの: 上記より大幅に高額になる可能性あり
特に、鋳造時のミスによるエラー硬貨や、特別な特徴を持つ個体はコレクターからの需要が高く、オークションなどで予想外の高値がつくケースもあります。売却を検討する際は、硬貨の状態を正確に評価してもらうことが重要です。
まとめ
1968年アメリカ銀ドルは、歴史的および貨幣学的な意義を持つ、価値と人気を兼ね備えたコインです。ケネディ大統領への追悼という特別な背景を持つことから、コレクターの間でも注目度が高く、状態の良いものほど高い評価を受ける傾向にあります。