南アメリカの歴史

9.11米国同時多発テロとは?あの日アメリカで何が起こったのか

2001年9月11日、米国を襲った同時多発テロ

2001年9月11日、アメリカ合衆国はイスラム過激派組織アルカイダによる一連の組織的なテロ攻撃、いわゆる「9.11同時多発テロ」に見舞われました。ハイジャックされた旅客機4機が、ニューヨークの世界貿易センター(WTC)やワシントンD.C.の国防総省本庁舎「ペンタゴン」などに次々と突入し、アメリカ史上最悪のテロ事件となりました。

世界貿易センターへの激突と崩壊

現地時間の朝8時46分、ハイジャックされたアメリカン航空11便がWTC北棟(ノースタワー)に激突しました。続いて9時3分には、ユナイテッド航空175便が南棟(サウスタワー)に突入します。両タワーは激しい火災に包まれ、南棟は9時59分、北棟は10時28分に相次いで崩壊。周辺のビル群にも甚大な被害が及び、マンハッタン一帯は瓦礫と煙に覆われました。

ペンタゴンへの攻撃

9時37分には、アメリカン航空77便がワシントンD.C.のペンタゴン西側に激突し、建物の一部が崩落しました。米軍の中枢施設が標的となったことで、このテロが高度に計画された大規模な作戦であったことが明らかになりました。

ユナイテッド航空93便の悲劇

4機目となるユナイテッド航空93便では、乗客・乗員がハイジャック犯に勇敢に立ち向かったと伝えられています。その結果、機体はペンシルベニア州シャンクスヴィル近郊の野原に墜落しました。攻撃の目標はホワイトハウスあるいは連邦議会議事堂だったと考えられています。

約3,000人の犠牲と歴史の転換点

この一連の攻撃により、消防士や警察官、一般市民を含むおよそ3,000人もの尊い命が失われました。事件後、アメリカは「対テロ戦争」を掲げて同年10月にアフガニスタンでの軍事作戦を開始するなど、以降の外交・安全保障政策に大きな転換点をもたらしました。また、国土安全保障省の創設や空港警備の強化など、私たちの生活様式にも深い影響を与えた出来事として記憶されています。