答えは「いいえ」です
奴隷を所有していた南部の白人は、白人人口全体から見ればごく一部にすぎませんでした。1860年の国勢調査の時点で、南部の白人家族のうち奴隷を所有していたのはおよそ4分の1にとどまっていました。つまり、奴隷所有者は決して「大多数」ではなく、少数派だったのです。
大多数の南部白人は奴隷を持たない貧しい農民だった
南部の白人の圧倒的多数は、奴隷を一切所有しない小規模農家の人々でした。彼らは自らの手で土地を耕し、家族だけで農場を切り盛りしていましたが、多くの場合、生計を立てることさえ容易ではありませんでした。豊かなプランテーション経営者とは対照的に、彼らの暮らしは決して楽なものではなかったのです。
奴隷の所有は富裕層に集中していた
さらに注目すべき点として、奴隷の所有はごく一部の富裕層に高度に集中していました。数十人、数百人規模の奴隷を抱える大規模なプランテーションを運営できたのは、南部のエリート階級だけでした。このような経済格差は、奴隷制が南部社会全体の利益ではなく、限られた特権階級の利益に主に資する仕組みであったことを示しています。