南アメリカの歴史

テキサス州ヒューストンがサム・ヒューストンにちなんで名付けられた理由

テキサス州最大の都市ヒューストン。その名前は、テキサス独立の英雄サム・ヒューストン将軍にちなんで付けられたものです。では、なぜこの街は彼の名前を採用することになったのでしょうか?

街を築いたのはアレン兄弟

1836年、ニューヨーク出身の実業家であるジョン・カービー・アレンと兄オーガスタス・チャップマン・アレンの兄弟は、バッファロー・バイユー沿いの広大な土地を購入し、新しい街の建設を始めました。この二人こそが、現在のヒューストンの創設者です。

なぜ「サム・ヒューストン」だったのか

同じ1836年、サム・ヒューストン将軍はサン・ジャシントの戦いでメキシコ軍を破り、テキサス独立の決定的な勝利をもたらしていました。アレン兄弟はこの英雄的な将軍への敬意から、新しく生まれる街を「ヒューストン」と名付けたのです。当時の宣伝では、「テキサスで最も偉大な人物」にちなんだ街として大きく取り上げられました。

サム・ヒューストンという人物

サム・ヒューストン(1793〜1863)は、テキサス共和国の初代および第3代大統領を務め、テキサスが合衆国に加盟した後には州知事にも就任しました。軍人・政治家としてテキサスの歴史に多大な足跡を残し、今なお州内で最も尊敬される人物の一人とされています。

こうして誕生したヒューストンは、石油産業や宇宙開発(NASAジョンソン宇宙センター)の拠点として発展を遂げ、現在では全米有数の大都市へと成長しました。街の名前に込められた英雄への敬意は、今日まで受け継がれています。