南北戦争勃発の直接的なきっかけ
アメリカ南北戦争の直接の引き金となったのは、1861年にエイブラハム・リンカーンが大統領に就任した直後、サウスカロライナ州が合衆国からの脱退を宣言したことでした。
リンカーンは奴隷制の拡大に反対する立場を取っており、その当選は奴隷制に強く依存していた南部諸州にとって重大な脅威と受け止められました。これが脱退の動きを加速させたのです。
南部7州による「アメリカ連合国」の結成
サウスカロライナ州に続き、奴隷制に経済的・社会的に依存していた南部の計7州が相次いで連邦から離脱し、「アメリカ連合国(南部連邦)」を結成しました。
新たに成立した連合国は、連邦政府が管理していた要塞・武器庫・税関などの施設を次々と接収していきました。
サムター要塞攻撃と開戦へ
こうした緊張の高まりを受け、北部(合衆国側)と南部(連合国側)の双方は急速に軍隊の動員を進めました。
合衆国政府はサウスカロライナ州のサムター要塞を救援しようと試みましたが、これは失敗に終わりました。この要塞をめぐる攻防が、4年間に及ぶ南北戦争の幕開けとなったのです。