アメリカ移民の最大の動機は「家族の再会」
アメリカへ移住する理由は人それぞれです。宗教の自由を求めて、政治的な安定を求めて、あるいはより良い経済的機会を求めて渡米する人も少なくありません。しかし、統計的に見ると、最も多くの人々が移住する理由は家族の再会(ファミリー・リユニフィケーション)です。
家族の再会とは、すでにアメリカ市民権や永住権(グリーンカード)を取得している配偶者、子ども、その他の近い親族と一緒に暮らすために渡米することを指します。例えば、先に渡米して永住権を得た親のもとへ子どもが呼び寄せられるケースや、市民権を持つ配偶者との結婚をきっかけに移住するケースなどが典型的な例として挙げられます。
移民全体の中で大きな割合を占める家族ベースの移住
この家族再会カテゴリーは、アメリカへの移民全体の中で非常に大きな割合を占めています。実際には、合法移民の大部分は雇用ベースではなく、家族ベースのビザによって入国しています。家族の再会は単なる移住手段にとどまらず、離れ離れになった家族間の絆を維持し、移民コミュニティの安定と発展を支える重要な役割を果たしています。
もちろん、宗教的迫害から逃れる難民や庇護申請者、政治的混乱を避けて渡る人々、高度な技能を持つ労働者の雇用ベース移住なども重要な移住経路です。しかし、人数の面では家族ベースの移民が最大の柱となっており、アメリカの移民制度において中核的な位置づけにあるのです。