南アメリカの歴史

アメリカ海兵隊を創設したのは誰?独立戦争との関係を解説

「独立戦争前に海兵隊を結成したのは誰か」という問いには、実は前提に誤りがあります。アメリカ海兵隊(United States Marine Corps)は独立戦争が始まった後、1775年11月10日に創設されたのです。

海兵隊の誕生

1775年4月のレキシントン・コンコードの戦いによって幕を開けたアメリカ独立戦争。その年の11月10日、フィラデルフィアで開かれた第二次大陸会議が、艦船上での戦闘や上陸作戦を担う「大陸海兵(Continental Marines)」2個大隊の設立を決議しました。これが現在のアメリカ海兵隊の起源となっています。

創設の中心人物

海兵隊の組織化において中心的な役割を果たしたのは、サミュエル・ニコラス(Samuel Nicholas)です。彼は大陸会議によって初代の指揮官に任命され、ペンシルベニア州フィラデルフィアの酒場「タバーン・タヴァーン(Tun Tavern)」を拠点に最初の志願兵募集を行いました。このことから、同店は海兵隊の「ゆりかご」と呼ばれています。

11月10日は海兵隊の記念日

この創設の日付にちなみ、毎年11月10日は「海兵隊創設記念日(Marine Corps Birthday)」として祝われます。世界中の基地や部隊で式典が催され、伝統的なケーキカットの儀式が行われることで知られています。

まとめ

つまり、海兵隊は独立戦争前に結成されたわけではありません。戦争中の1775年11月10日、第二次大陸会議の決議によって創設され、サミュエル・ニコラスがその組織づくりを主導しました。