1918年は、ロシア革命が本格的に展開され、最終的にソビエト連邦の樹立へとつながっていく、歴史の転換点となった年でした。この年、ロシアでは数々の重大な出来事が次々と起こり、国家の運命を大きく左右することになりました。
ここでは、1918年のロシアにおける主要な出来事を6つに分けて詳しく解説します。
1. ブレスト=リトフスク条約の締結
1918年3月、ウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキ政権は、ドイツおよびその同盟国との間でブレスト=リトフスク条約に調印しました。
この条約により、ロシアは第一次世界大戦から離脱することに成功しました。しかし、その代償は非常に大きく、ポーランド、ウクライナ、バルト三国、さらにはベラルーシやコーカサス地方の一部といった広大な領土を失うこととなりました。
2. ロシア内戦の激化
ブレスト=リトフスク条約の締結後、ボリシェヴィキ(「赤赤軍」勢力)と、旧ツァーリ軍の将校や各種政治グループからなる反ボリシェヴィキ勢力(「白軍」勢力)との間で、ロシア内戦が激化していきました。
内戦は1920年代初頭まで続き、国土の広範囲にわたる破壊、飢饉、そして多大な人命の損失をもたらす悲惨な結果となりました。
3. ロマノフ家の処刑
1918年7月、ボリシェヴィキは前皇帝ニコライ2世とその家族——皇后や子供たちを含む——をエカテリンブルクで処刑しました。
この出来事は、ボリシェヴィキ政権の支配をさらに強固なものにするとともに、白軍勢力が団結の旗印として据えうる象徴的存在を消し去る結果となりました。
4. 産業と銀行の国有化
1918年夏、ボリシェヴィキは主要な産業と銀行の国有化に着手し、これらを国家の管理下に置きました。
この政策は、社会主義経済体制を確立し、生産手段の私有制を廃止することを目的としたものでした。
5. 社会主義改革の実施
ボリシェヴィキは、農民への土地再分配や労働者の権利・待遇の改善など、さまざまな社会的・経済的改革を実施しました。
こうした施策は、労働者階級や農村部の農民層からの支持を獲得する上で大きな役割を果たしました。
6. 赤軍の創設
白軍勢力に対抗するため、ボリシェヴィキは赤軍を創設しました。赤軍はレフ・トロツキーの指揮の下、強力な戦闘部隊へと成長していきます。
赤軍は内戦においてボリシェヴィキの勝利を確定させる上で、決定的な役割を担うことになりました。
まとめ
1918年は、ロシアにとって激動と変革の連続だった一年でした。ボリシェヴィキ革命はこの年に大きく進展し、ロシアの歴史の方向性を決定づけ、やがてソビエト連邦の誕生へとつながっていったのです。