南アメリカの歴史

聖アウグスティヌスはいつ、どこで生きたのか?生没年とゆかりの地を解説

聖アウグスティヌスの生没年

聖アウグスティヌス(Saint Augustine)は、354年11月13日に生まれ、430年8月28日に亡くなりました。76歳という当時としては非常に長い生涯を送り、その間に著した数々の著作は、キリスト教神学と西洋哲学の発展に計り知れない影響を与えました。

出生地と生涯の舞台

出身地:タガステ(Thagaste)

アウグスティヌスは、北アフリカに位置するローマ帝国の属州ヌミディアの都市タガステ(現在のアルジェリア東部のスーク・アフラス)で生まれました。ローマ文化とベルベル文化が交わるこの地域で、彼は幼少期から優れた学才を示したといわれています。

晩年の拠点:ヒッポ・レギウス(Hippo Regius)

人生の大半を過ごしたのは、同じヌミディアの重要な港湾都市ヒッポ・レギウス(現在のアルジェリアのアンナバ)です。396年にヒッポ司教に就任して以降、430年に死去するまでの約34年間、この地を拠点として布教・説教・執筆活動に尽力しました。

この時期に発表された『告白』や『神の国』などの著作は、後世の西洋思想の礎となりました。430年、ヴァンダル族がヒッポを包囲するさなかにこの世を去り、その遺骸は後にイタリアのパヴィアへ移されています。