アステカ人はスペイン人を追い出したのか?
「アステカ人がスペイン人を都市から追い出したのはいつか?」という疑問に対する答えは、実はシンプルです。アステカ人はスペイン人を追い出していません。歴史はむしろ正反対の方向へ進みました。スペイン側がアステカ帝国を征服したのです。
1521年、アステカ帝国の滅亡
1519年、エルナン・コルテス率いるスペイン遠征隊が現在のメキシコの地に到達しました。コルテスは当時アステカ支配に不満を持っていたトラスカラなどの先住民諸国と同盟を結び、勢力を拡大していきます。
そして1521年8月13日、アステカ帝国の首都テノチティトラン(現在のメキシコシティ)が包囲戦の末に陥落しました。最後の皇帝クアウテモクが捕らえられ、ここにアステカ帝国は滅亡します。
征服が成功した背景には何があったのか?
スペインによる征服が可能になった理由として、以下の点が挙げられます。
- 先住民との同盟: アステカの支配に反発していた周辺諸国の協力を得たこと
- 持ち込まれた病気: 天然痘など、先住民に免疫のない伝染病が人口を激減させたこと
- 武器と戦術の差: 鉄製の武器、火器、馬、そして包囲戦術が大きな優位となったこと
まとめ
アステカ人がスペイン人を追い出した出来事は歴史上存在せず、1521年にスペインがアステカ帝国を征服したのが事実です。この征服をきっかけに、メキシコはニュースペイン(ヌエバ・エスパーニャ)と呼ばれるスペインの植民地となり、その後300年近くにわたるスペイン統治の時代が始まりました。