アメリカにおける自由のための戦いの歴史は古くまで遡ることができますが、本格的に始まったのはアメリカ独立戦争(1775年〜1783年)であるとされています。この戦争は、イギリスの支配からの独立を目指す北米の13植民地と大英帝国との間で繰り広げられました。
当時の植民地の人々は、自らを「イギリス国民」として認め、その持つべき権利を保障されることを求めていました。同時に、遠い本国からの干渉を減らし、より大きな自治権を獲得したいという願いも強まっていきました。
独立戦争の引き金となった出来事
独立戦争の発端には、植民地とイギリス本国の対立を深えた一連の出来事がありました。
- ボストン虐殺事件(1770年):駐留していたイギリス兵が市民に発砲し、死者を出した事件。
- ボストン茶会事件(1773年):不公正な茶法に反対する植民地人が、イギリス船に積まれた茶箱を海に投げ捨てた抗議行動。
- 強制法(耐え難き諸法/1774年):茶会事件への報復としてイギリスが課した一連の厳しい法律。
これらの出来事を通じて植民地側の不満は頂点に達し、1775年にレキシントン・コンコードの戦いが起こると、独立戦争は正式な幕を開けることになりました。
独立宣言から勝利まで
1776年7月4日、13植民地はトマス・ジェファーソンらが起草した「独立宣言」を採択し、イギリスからの独立を世界に向けて宣言しました。
その後、8年近くに及ぶ苦しい戦いが続きましたが、1783年にパリ条約が調印され、イギリスはアメリカ合衆国の独立を正式に承認します。こうしてアメリカの人々は、長い闘いの末についに自由と独立を勝ち取ったのです。