南アメリカの歴史

ジェシー・ジェームズはどの州で指名手配されていたのか?西部開拓時代の無法者の足跡

アメリカ西部開拓時代を代表する無法者として知られるジェシー・ジェームズ(Jesse James、1847年〜1882年)は、銀行や列車強盗を繰り返したことで、生涯にわたり複数の州で指名手配されていました。南北戦争中には南軍のゲリラ兵として戦い、戦後は「ジェームズ・ヤンガー・ギャング」を率いて中西部から南部にかけて広範囲で犯罪活動を行ったためです。

指名手配されていた州の一覧

ジェシー・ジェームズが存命中に指名手配されたとされる主な州は以下の通りです。

  • ミズーリ州
  • カンザス州
  • アイオワ州
  • ミネソタ州
  • インディアナ州
  • オハイオ州
  • ケンタッキー州
  • テネシー州
  • ミシシッピ州
  • ルイジアナ州
  • テキサス州

なぜこれほど多くの州をまたいだのか

ジェームズ一味の犯罪活動は、主に鉄道や銀行を標的としたものでした。当時のアメリカでは州ごとに法執行機関が分かれており、州境を越えて逃亡すれば追跡が困難になるという事情がありました。このため、彼らは中西部から南部にかけての広大な地域を移動しながら犯行を重ね、結果として多くの州で手配書が出されることになったのです。

特に本拠地であったミズーリ州では、1874年の鉄道強盗事件などをきっかけに、州知事自らが高額な懸賞金をかけて逮捕に乗り出したことでも有名です。

最期まで捕まらなかった男

興味深いことに、ジェシー・ジェームズは警察に逮捕されることなくその生涯を終えました。1882年4月3日、ミズーリ州セントジョセフの自宅で、金銭目当てに裏切った仲間のロバート・フォードによって背後から射殺されたのです。「西部一の無法者」は法の手ではなく、身内の裏切りによってその幕を下ろしました。

こうした数々の逸話から、ジェシー・ジェームズは現代でも「義賊」として伝説化され、映画や小説の題材になり続けています。