
ギリシャ空軍とA-7コルセアの歩み
A-7Hは1975年にギリシャ空軍へ引き渡されました。当初の発注数は単座型60機で、その後に複座型5機が追加されています。導入当初は、ラリッサ空軍基地(第347飛行隊「ペルセウス」)およびスーダ空軍基地(第340飛行隊「フォックス」、第345飛行隊「ライラプス」)を拠点として運用されていました。
1993年には、アメリカ海軍予備役からA-7E型43機とTA-7C型19機を受領し、第335飛行隊と第336飛行隊のF-104Gの後継機として配備しました。2002年以降、ギリシャのコルセア全機はアラクソス空軍基地に集約され、2014年10月31日の退役まで運用が続けられました。
A-7コルセアの主要諸元
- 翼幅:11.80m
- 全長:14.06m
- 全高:4.11m
- エンジン:アリソン/ロールス・ロイス TF41-A-400 ×1(推力14,450ポンド)
- 武装:20mm M61 バルカン砲×1、AIM-9 サイドワインダー空対空ミサイル×2、兵装搭載量最大15,000ポンド
- 乗員:1名
- ギリシャでの運用機数:127機
- 製造国:アメリカ合衆国
- 運用期間:1975年~2014年

A-7コルセアは、その堅牢な設計と優れた攻撃能力により、約40年間にわたってギリシャ防空の中核を担い続けた名機です。特にエーゲ海上空での超低空飛行訓練では、波しぶきをかき分けるようにして飛び抜ける姿が撮影されており、パイロットたちの卓越した操縦技術と本機の安定性を物語る貴重な記録として知られています。