モラヴィア兄弟団の起源
モラヴィア人(モラヴィア兄弟団)のルーツは、ボヘミアの宗教改革者ヤン・フスの追随者たちにさかのぼります。フスは1415年、自らの信仰に基づく主張が理由で火刑に処されました。
フス派への迫害とモラヴィア兄弟団の誕生
フスの処刑後、彼の教えを受け継ぐ「フス派」の人々は、カトリック教会から激しい迫害を受けることになりました。こうした中、15世紀に現在のチェコ共和国にあたるモラヴィア地方で、フス派の一集団として「モラヴィア兄弟団」が誕生しました。
迫害を逃れた移住とヘルンフートの共同体
その後もモラヴィア兄弟団は宗教的弾圧に苦しみ続け、ヨーロッパ各地へ避難を余儀なくされました。18世紀に入ると、ニコラウス・ルートヴィヒ・フォン・ツィンツェンドルフ伯爵に率いられたグループが、ドイツのヘルンフートに定住地を築きます。この地はやがて、彼らの信仰共同体の中心となっていきました。
世界中へ広がる宣教活動
ヘルンフートを拠点としたモラヴィアの宣教師たちは、南北アメリカ大陸、ヨーロッパ各地、そしてアフリカなど世界各地へと活動の場を広げ、新たな定住地や信仰共同体を次々と設立していきました。今日でもモラヴィア教会は、世界中に信徒を持つプロテスタント教派として存続しています。