結論から言うと、1881年製のピースダラー(平和ドル)は存在しません。アメリカ合衆国造幣局がピースダラーの鋳造を開始したのは1921年12月のことであり、それ以前にこのシリーズのコインは一切製造されていません。
ピースダラーとはどんなコイン?
ピースダラー(Peace Dollar)は、第一次世界大戦の終結と平和への願いを記念して発行された1ドル銀貨です。デザインは彫刻家アンソニー・デ・フランシスチ(Anthony de Francisci)によるもので、表面には放射状の光を背負った自由の女神、裏面には止まり木にとまる鷲が描かれています。
主な鋳造期間は1921年から1935年までで、銀含有率は90%、重量は約26.73グラムという仕様です。
1881年に鋳造されていたのはモーガンドル
1881年にアメリカで製造されていた1ドル銀貨は、モーガンドル(Morgan Dollar)です。1878年から1904年にかけて鋳造されたこのシリーズは、ジョージ・T・モーガンによるデザインで、コレクターの間でも非常に人気の高い銘柄として知られています。
もし「1881年の1ドル銀貨」をお持ちであれば、それはピースダラーではなくモーガンドルである可能性が高いでしょう。
ピースダラーとモーガンドルの見分け方
- 発行年: ピースダラーは1921年以降、モーガンドルは1878年〜1904年および1921年
- 表面のデザイン: ピースダラーは放射状の光を背負った自由の女神、モーガンドルは帽子をかぶった自由の女神
- 裏面のデザイン: ピースダラーは止まり木にとまる鷲、モーガンドルは翼を広げた鷲
まとめ
「1881年ピースダラー」は実在しないため、市場での評価額を求めることはできません。お手元にある1881年銘の1ドル銀貨は、ほぼ間違いなくモーガンドルです。コインの価値は保存状態(グレード)や希少性によって大きく変動するため、正確な査定を希望する場合は、専門の鑑定機関や信頼できるコインディーラーに相談することをおすすめします。