フランス北東部に位置するアルザス地方は、ドイツとの国境に接し、独特の歴史と文化が息づく魅力的なエリアです。木組みの家々が並ぶ可愛らしい町や、世界的に有名なワイン街道沿いの村々など、訪れる価値のある都市が数多くあります。ここでは、アルザス地方の主要都市と見どころをご紹介します。
アルザス地方の主要都市
ストラスブール(Strasbourg)
アルザス地方の首都であり最大の都市。欧州評議会や欧州議会が置かれ、「ヨーロッパの首都」としても知られています。旧市街グランディルはユネスコ世界遺産に登録されており、ゴシック様式の大聖堂や運河が流れる「プティット・フランス」地区の景観は圧巻です。
コルマール(Colmar)
中世の旧市街が見事に保存され、伝統的なアルザス建築を楽しめる町。「小さなヴェニス」と呼ばれる運河沿いのエリアは特に人気で、色鮮やかな家々が水面に映る風景はまさに絵画のようです。
ミュルーズ(Mulhouse)
かつて繊維産業で栄えたアルザス第二の都市で、現在も産業と文化の中心地として栄えています。自動車博物館や鉄道博物館など、充実したミュージアム群でも有名です。
歴史と美しさが魅力の中小都市
セレスタ(Sélestat)
豊かな歴史遺産を誇る絵のように美しい町。ルネサンス期の図書館「ビブリオテーク・ユマニスト」をはじめ、見どころが点在しています。
オベルネ(Obernai)
木組みの家々と色鮮やかな街並みが魅力の中世の町。アルザスワイン街道の起点の一つとしても知られ、散策にぴったりの雰囲気です。
カイザースベルク(Kaysersberg)
保存状態の良い城壁が残る中世の村。丘の上の城跡から眺める村の全景は絶景で、2017年には「フランスで最も美しい村」にも選ばれています。
リクヴィル(Riquewihr)
優れたワインと伝統的な建築で名高い中世の村。城壁に囲まれた旧市街には石畳の道が続き、リースリングなどの白ワインの産地として特に有名です。
リボーヴィレ(Ribeauvillé)
歴史的な建造物と美しいブドウ畑に囲まれた中世の町。周辺には三つの城跡があり、秋には伝統的な「ミンストレル祭」が開催されます。
エギスハイム(Eguisheim)
円形に広がる独特な街路配置が特徴の美しい中世の村。色鮮やかな家々が並ぶ同心円状の通りは歩くだけで楽しく、ローマ教皇レオ9世の生誕地としても知られています。
ミュンスター(Munster)
ヴォージュ山脈のふもとにある温泉保養地。名物チーズ「ミュンスター」の産地としても有名で、ハイキングの拠点としても人気があります。
アルザス地方は、大都市の賑わいから田舎の村の素朴な魅力まで、多彩な顔を持つ地域です。ワイン街道をドライブしながら、これらの町や村を巡ってみてはいかがでしょうか。