1813年の時点で、スペインにはすでにフランスによる占領体制は存在していませんでした。実は、半島戦争(ペニンシュラ戦争)は1813年12月11日に事実上終結しており、フランス軍はこの時期にスペインから撤退していたのです。
半島戦争とは何だったのか
半島戦争は、1808年にナポレオン・ボナパルトがスペインへ侵攻したことで始まりました。ナポレオンは兄のジョゼフ・ボナパルトをスペイン王に据えましたが、これに対しスペイン民衆は徹底したゲリラ戦で抵抗し、ウェリントン公率いるイギリス軍やポルトガルと同盟して戦い続けました。
1813年の転換点――ビトリアの戦い
1813年6月21日のビトリアの戦いで連合軍がフランス軍に決定的な勝利を収めると、ジョゼフ・ボナパルトはマドリードを放棄して北へ退きました。その後、サン・セバスティアンの包囲戦(同年9月)やニヴェルの戦い(同年11月)などを経て、フランス軍はピレネー山脈を越えてフランス本土へと押し戻されていきます。
ヴァランセ条約と戦争の終結
1813年12月11日、ナポレオンはフェルナンド7世との間でヴァランセ条約を締結し、その復位を承認しました。これにより半島戦争は終結し、フランス軍のスペインからの撤退が確定しました。スペイン国内におけるフランスの支配は、この1813年中に完全に崩壊していたことになります。
まとめ
つまり「1813年にスペイン人はどうやってフランス軍を追い出したのか」という問いへの答えは、「1813年にはすでにフランスの占領はなく、同年12月11日の半島戦争終結とともにフランス軍は撤退していた」ということになります。