ヨーロッパの歴史

フランス革命期の政府の長は誰?「第一統領」ナポレオン・ボナパルトを解説

フランス革命期、政府の長は「第一統領」と呼ばれた

フランス革命の末期から帝政への移行までの期間、フランス政府の長は「第一統領(だいいちとうりょう)」という役職が担っていました。この称号を最初に、そして最も有名な形で手にした人物こそ、ナポレオン・ボナパルト(Napoléon Bonaparte)です。

ナポレオン・ボナパルトとはどんな人物?

ナポレオン・ボナパルト(1769年〜1821年)は、コルシカ島出身の軍人です。フランス革命中の戦乱で卓越した軍事的才能を発揮して頭角を現し、イタリア遠征やエジプト遠征などで名声を高めていきました。

1799年11月9日、いわゆる「ブリュメール18日のクーデター」によって当時の総裁政府を打倒すると、新たに統領政府を樹立し、自ら第一統領として実権を掌握しました。

統領政府の時代(1799年〜1804年)

統領政府では、形式的には3名の統領による合議制が敷かれていましたが、実際には第一統領であるナポレオンが圧倒的な権限を握っていました。

  • 1800年:第二回イタリア遠征でオーストリア軍を破る
  • 1801年:ローマ教皇との政教条約(コンコルダート)を締結
  • 1802年:国民投票により終身第一統領となる
  • 1804年:「ナポレオン法典」を公布し、皇帝ナポレオン1世として即位

こうして第一共和政は第一帝政へと移行しました。

まとめ

フランス革命後の混乱したフランスにおいて、政府の長となったのが「第一統領」であり、その初代にして最も著名な人物がナポレオン・ボナパルトでした。彼は革命の収拾役として台頭し、やがてヨーロッパ全体を揺るがす大帝国を築き上げることになります。