ドイツの爆撃機がロンドンに爆弾を投下し始めたのは、1940年です。
ロンドン大空襲(ザ・ブリッツ)とは
「ロンドン大空襲」(The Blitz)とは、第二次世界大戦中にドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)がイギリス、とりわけ首都ロンドンに対して行った大規模な爆撃作戦のことです。この空襲は1940年9月7日に始まり、1941年5月10日まで約8か月間にわたって続きました。
爆撃の背景と経緯
ドイツによる爆撃は、バトル・オブ・ブリテン(英本土航空戦)の一環として開始されました。当初は昼間の攻撃が中心でしたが、イギリス空軍による迎撃が激化するにつれ、夜間爆撃へと移行していきました。「ブリッツ」という名称は、ドイツ語の電撃戦「ブリッツクリーク(Blitzkrieg)」に由来しています。
主な標的となった都市
爆撃作戦の主な標的はロンドンでしたが、それ以外にもイギリス各地の都市が深刻な被害を受けました。特に以下の都市が知られています。
- ロンドン:57夜連続して爆撃を受けるなど、最も激しい攻撃を受けた都市
- コヴェントリー:1940年11月の空襲で大聖堂を含む市街地が壊滅的な被害を受け、「コヴェントレート(徹底的に破壊する)」という言葉の由来に
- リバプール:重要な港湾都市として繰り返し爆撃の対象となった
被害の規模
この一連の空襲により、4万人以上の市民が命を落とし、ロンドンをはじめとする各都市では建物やインフラに甚大な損害が発生しました。しかし、イギリス国民は防空壕への避難や相互扶助によって空襲に耐え抜き、この不屈の精神は「ブリッツ・スピリット」と呼ばれています。