オーデノソーネ(イロコイ)戦争が起きた時期
オーデノソーネ戦争(イロコイ戦争)は、1689年から1763年にかけて北アメリカで主に展開された一連の武力紛争です。この戦争においては、ハウデノサウニー(オーデノソーネ)としても知られるイロコイ連邦と、北米に植民地を保有していたフランスが主要な対立勢力となりました。
イロコイ連邦とは
イロコイ連邦は、モホーク、オナイダ、オノンダガ、カユガ、セネカの5部族(後にタスカローラが加わり6部族体制となる)から構成される、強力な先住民族の政治的連合体でした。彼らは毛皮交易の利権や領土をめぐって、フランスおよびフランスと同盟を結ぶ先住民族(ヒューロンなど)と長年にわたり対立を続けてきました。
植民地間戦争との関係
これらの戦争は、より大規模な紛争である植民地間戦争(Intercolonial Wars)の一部と位置づけられています。植民地間戦争とは、ヨーロッパ本国で起きた戦争(ウィリアム王戦争、アン女王戦争、ジョージ王戦争、フレンチ・インディアン戦争など)が北米植民地へ波及したものであり、イギリスやフランスといったヨーロッパ列強と、それぞれに味方する北米先住民族が広く関与しました。
1763年のパリ条約によってフレンチ・インディアン戦争が終結すると、フランスは北米における領土の大部分を失いました。これにより、この地域で繰り広げられてきた一連の紛争にも幕が下ろされることとなったのです。