
本日より、デジタル歴史雑誌「DHistórica 第0号」をお楽しみいただけるようになりました。これは創刊にあたる特集号で、ネット上で読める質の高い歴史記事の数々を、パソコン前の快適な椅子に座ったまま、完全無料で堪能できる内容です。今回の号には多彩なテーマの記事が収録されていますが、そのすべてを貫く中心テーマは「古代ローマの歴史」。それでは、これらの記事を時系列に沿って一緒に巡ってみましょう。
まず最初は、「Walking Through History」のホセ・マリア・エスカランテによるローマ建国神話に関する記事です。続いて「Gladiatrix in the arena」のマリベル・ボフィルが、ローマ最初の橋とされるスブリキウス橋について、さらにエスペランサ・バロが、ローマ時代のマラカ(現在のマラガ)の姿を描きます。時代を進めると、「History and Ancient Rome」のフェデリコ・ロメロがヒスパニアにおけるセルトリウス戦争の惨禍を明かし、「El Historicón」のフアン・マヌエル・パロミノが、パルティア帝国とのカルラエの戦いにおけるローマ軍の壊滅的敗北を解説します。そして締めくくりとしては、筆者自身によるパルミラ帝国の反乱を扱った記事が見どころです。加えて、Juan Luis Gomar Hoyos(Historia Hispano)によるカタラウヌム平原の戦いに関する記事や、Juanjo Ortiz(El cajón de Grisom)による、20世紀のベニート・ムッソリーニによるローマ帝国復活の試みを描いた記事も収録されています。
より幅広い視点から見ると、セルヒオ・アレホ・ゴメスがローマ軍団における百人隊長(ケントゥリオ)の重要な役割を解説し、「Atenea Nike」ブログのミレイア・ガジェゴがファルス(陽具)シンボルのさまざまな用途について紹介します。また、David Ramírez(Falerística)はローマの鷲章にまつわる勲章・栄誉に関する記事で見事な考察を見せています。さらに、Jesús García Barcala(Ciencia Histórica)は、なぜ今日の私たちがローマ人を憎む必要はないのかを論じたエッセイを寄稿しています。これだけでも十分魅力的ですが、雑誌には2つの特別セクションも用意されています。ひとつは今月のゲスト、歴史家であり考古学者でもあるアルナウ・ラリオによるミトラ神信仰についての寄稿。もうひとつは、フアン・マヌエル・パロミノが「今月のデマ」セクションで、ローマ人が食べ続けるために嘔吐していたという広く信じられてきた俗説を丁寧に検証・否定するというものです。さあ、これ以上のネタバレは控えます。ぜひ下の画像をクリックしてDHistórica 第0号をダウンロードしてください。それでは、歴史の世界をお楽しみあれ!

執筆:ハリカルナッソスのヘロドトス(historiaeweb.com 管理人)