ドイツ再統一とは
ドイツの再統一は、1990年10月3日に実現しました。この日、旧ドイツ民主共和国(GDR/東ドイツ)の領土がドイツ連邦共和国(FRG/西ドイツ)に編入され、東西に分断されていたドイツは、ひとつの国家として再び歩み始めたのです。
第二次世界大戦後の東西分断
ドイツは、第二次世界大戦の敗戦後、主要な戦勝国によって東西に分割されました。その後、両ドイツは戦争によって被った甚大な物的損失から立ち直り、それぞれの道で復興を遂げていきます。
拡大する東西格差
しかし1970年代には、東西間の大きな違いがすでに顕著になっていました。共産主義体制の東ドイツが「ごく普通の先進国」にとどまっていたのに対し、資本主義体制の西ドイツは、高度な産業力と強い通貨(ドイツマルク)を背景に、世界有数の経済大国へと成長していたのです。
さらに1980年代に入ると、この格差は一層拡大し、東ドイツ市民の間には大きな不満が蓄積されていきました。
1989年の民衆デモと統一への動き
1989年、東ベルリンでは生活水準の向上、そして何よりも体制の民主化を求める一連の大規模な民衆デモが発生しました。こうした市民の声がきっかけとなり、やがて東西両政府の間で国家再統一に向けた交渉が本格的に開始されます。
1990年10月3日、統一の実現
そして1990年10月3日、ドイツの政治的統一を正式に定めた協定が発効しました。こうして、第二次世界大戦後に分断されたドイツは、約45年の時を経て再統一を果たしたのです。