古代の歴史

メネラウスとは?スパルタ王の生涯とトロイア戦争での活躍を解説

メネラウスとは

メネラウス(古代ギリシャ語:メネラオス、語義は「民の力」)は、トロイア戦争におけるギリシャ側の英雄の一人であり、スパルタの王です。アトレウスとアーエロペーの息子で、ミケーネの王アガメムノンの弟にあたります。

彼は絶世の美女ヘレネを妻としていましたが、トロイア王子パリスがヘレネをトロイアへ連れ去ったことが発端となり、彼女を取り戻すためのギリシャ諸侯による大遠征が結成されることになりました。

『イリアス』における活躍

ホメロスの叙事詩『イリアス』では、メネラウスはパリスとの一騎打ちによって戦争を終結させることに同意します。決闘ではパリスを圧倒し、あと一歩で討ち取るところまで追い込みましたが、アフロディテの介入によってパリスは救われ、決着はつきませんでした。

また、パトロクロスの遺体をめぐる攻防戦においても勇敢に戦ったと伝えられています。しかし一般には、ギリシャ軍総司令官である兄アガメムノンの影に隠れがちな存在として描かれることが多い人物です。

『オデュッセイア』でのその後

メネラウスは『オデュッセイア』にも登場し、スパルタでヘレネと和解した状態で暮らす姿が描かれます。作中では、主人公オデュッセウスの息子テレマコスが父の行方を探るためにスパルタを訪れ、メネラウスから貴重な情報を聞き出す場面が有名です。

また、オレステスが母クリュタイムネストラとその愛人アイギストスを殺害した際には、スパルタへ帰還したとも伝えられています。

家族・子孫

  • 妻ヘレネとの間:ヘルミオネ、ニコストラトス
  • 側室ピエリスとの間:メガペンテス
  • 側室クノッシアとの間:クセノダモス