古代の歴史

明治時代とは?日本の近代化を支えた激動の45年間を解説

明治時代(1868年~1912年)は、大日本帝国における最初の時代であり、日本が世界有数の資本主義国家へと発展するうえで極めて重要な時期でした。政治・経済・社会のあらゆる分野で大きな変革が起こり、近代日本の基礎が築かれた時代といえます。

明治時代は約45年間続き、江戸時代(1603年~1868年)と呼ばれる幕藩体制に基づく封建時代に終止符を打ちました。

大日本帝国の時代区分

大日本帝国は1868年に始まり、1989年まで続きました。この期間は、以下の3つの時代に分けられます。

  • 明治時代(1868年~1912年)
  • 大正時代(1912年~1926年)
  • 昭和時代(1926年~1989年)

幕府と武士(侍)

幕府による統治は日本で約700年間続き、鎌倉幕府、室町幕府(足利幕府)、江戸幕府(徳川幕府)の3つの時期に分けられます。

「将軍」という言葉は、封建体制そのもの、そして天皇から授けられた「軍の総指揮官」という称号を指していました。後にこの言葉は「武士の長」という意味も持つようになります。将軍は軍事の最高指導者であると同時に、広大な領地を抱える封建領主でもあったのです。

この時代、日本は軍事政権のもとに置かれ、武士は軍事的エリートとして崇められる存在でした。しかし明治時代の到来とともに、当時の人口の約6%を占めていた武士階級は特権を失い、その身分制度は廃止されることとなります。

映画『ラストサムライ』(2003年)は、日本の武人・政治家である西郷隆盛の生涯に着想を得た作品です。「最後のサムライ」と呼ばれる西郷は、旧武士階級と新政府との間で勃発した西南戦争を率いました。武士階級と政府との衝突は各地で数多く発生しましたが、士族側は新政府軍に敗れ、壊滅的な打撃を受けることになりました。

明治維新

明治維新は数々の歴史的出来事によって特徴づけられます。その発端の一つとなったのは、1853年に江戸(現在の東京)湾へ来航したアメリカのペリー提督(マシュー・カルブレイス・ペリー)による開国要求です。彼はアメリカ大統領ミラード・フィルモアの親書を携え、鎖国政策を続ける日本に対し、国際社会への参加を強く迫りました。

こうした内外からの圧力により、1867年に最後の将軍・徳川慶喜が大政奉還を行い、幕府は終わりを迎えます。そして明治天皇(睦仁、1852年~1912年)が即位し、1867年2月3日から1912年7月30日に亡くなるまで帝位に就きました。

こうして下田や箱館(函館)などの港が開かれ、近代化と貿易が大きく進展しました。明治維新とは、この時期に日本で起こった一連の経済的・政治的変革の総称であり、急速な発展、工業化、近代化をもたらしました。言い換えれば、明治維新は日本で起こった産業革命だと言えるでしょう。

明治時代の主な特徴

  • 封建制度、幕府、武士身分制度の終焉
  • 藩の解体と地租改正などの土地改革
  • 港口の開放と国際関係の強化
  • 都市化の発展と国家の近代化
  • 西洋諸国との文化交流
  • 立憲的統治への移行と国家の統一
  • 大日本帝国憲法の発布(1889年)
  • 立憲君主制の確立
  • 近代的な陸海軍の創設と組織化
  • 経済・法制面での改革
  • 国家による経済への介入
  • 政治の中央集権化と国家権力の強化
  • 日本独自の通貨「円」の制定
  • 日本銀行の設立
  • 義務教育制度の導入と大学の創設
  • 鉄道建設など交通インフラの拡充

戦後の高度経済成長(日本の経済的奇跡)

戦後日本の経済的奇跡(1945年~1991年)は、明治維新と密接に関連しています。これは第二次世界大戦(1939年~1945年)後の日本が経験した劇的な変革の時期であり、その最大の特徴は、世界でも類を見ないほどの目覚ましい経済成長でした。明治以来の近代化の積み重ねが、戦後の復興と繁栄の土台となったのです。