古代の歴史

ドイツ装甲巡洋艦シャルンホルスト、沈没から105年後にフォークランド沖の深海で発見される

第一次世界大戦期、ドイツ東アジア分艦隊の旗艦として活躍した装甲巡洋艦「SMSシャルンホルスト」。マクシミリアン・フォン・シュペー中将の指揮下にあった同艦は、提督自身を含む800名を超える乗員とともに南大西洋の海底へと沈んだ。調査団の責任者によれば、船体が発見された瞬間は、きわめて特別なものであったという。

ドイツ装甲巡洋艦シャルンホルスト、沈没から105年後にフォークランド沖の深海で発見される

東アジア分艦隊の構成と航跡

フォン・シュペー提督が率いた分艦隊は、旗艦シャルンホルストのほか、姉妹艦グナイゼナウ、軽巡洋艦ドレスデン、ニュルンベルク、ライプツィヒ、さらに3隻の補助艦によって編成されていた。

フォークランド沖海戦――1914年12月8日

1914年12月8日、フォークランド諸島沖で行われた海戦において、分艦隊は戦艦1隻、巡洋戦艦2隻、装甲巡洋艦3隻、軽巡洋艦2隻からなる圧倒的に強力なイギリス艦隊と遭遇した。戦力差は歴然であり、シャルンホルスト、グナイゼナウ、ニュルンベルク、ライプツィヒの4隻は次々と撃沈されていった。補助艦のうち2隻のみが逃走に成功している。

沈没した艦艇は、フォン・シュペー提督とその二人の息子、そして1,814名の将兵を深淵へと連れ去った。

「我々はしばしば、海底で影を追いかけるだけの作業に終わることが多い。しかし探知機にシャルンホルストが映し出されたとき、それがドイツの軍艦であることに疑念の余地はなかった。暗闇の中から突如として現れたその艦は、砲門をあらゆる方向に向けて、今なお威嚇し続けているかのようだった」

こう語ったのは、調査団の責任者を務める海洋考古学者メンスン・バウンド氏である。「これほど重要な発見は、私の人生において最も記憶に残る、そして最も心を揺さぶられた瞬間の一つになるだろう」と同氏は述べた。

なお、この軍艦を対象とした探索は、フォークランド諸島海戦から100周年にあたる時期にすでに始まっていたが、当初は成果につながらなかった。その5年後、探査船シーベッド・コンストラクター号による調査により、シャルンホルストの船体はフォークランド諸島沖の水深約1,600メートルの海底でついに確認された。沈没から実に105年の歳月が流れていたのである。船体には魚雷による損傷が見られるものの、その姿は今もなお、戦没者たちの墓所として静かに保護されている。

シャルンホルスト級装甲巡洋艦の主要諸元

  • 全長:114.6メートル
  • 全幅:21.6メートル
  • 推進機関:三段膨張式レシプロ機関3基、ボイラー18基、スクリュー3軸、26,000馬力
  • 最大速力:22.5ノット
  • 航続距離:14ノットで約8,900キロメートル
  • 乗員:764名
  • 兵装:21センチ(8.3インチ)砲8門/15センチ(5.9インチ)砲6門/8.8センチ(3.5インチ)砲18門/45センチ(17.7インチ)魚雷発射管4基
  • 防御力:舷側装甲帯の最大厚150ミリ(5.9インチ)、主砲塔170ミリ(6.7インチ)
ドイツ装甲巡洋艦シャルンホルスト、沈没から105年後にフォークランド沖の深海で発見される

深海に眠るシャルンホルストの発見は、第一次世界大戦の海戦史における重要な一章に再び光を当てるとともに、はるか母国から離れた南大西洋の海底で眠る将兵たちを偲ぶ鎮魂の場ともなっている。