古代の歴史

インド人はどんな服を着ている?伝統衣装7選をわかりやすく解説

インドで人々が身につける服装は、地域、気候、宗教、そして個人のスタイルによって大きく異なります。多民族多文化の国であるインドでは、伝統的な民族衣装から現代的な洋服まで、実に多彩なファッションが共存しています。ここでは、インドで伝統的あるいは広く着られている代表的な服装を7つご紹介します。

1. サリー(Saree)

サリーは、長い布を体に優雅に巻き付けて着るインドを代表する女性の伝統衣装です。腰に巻いた布を肩にかけるのが一般的な着方で、シルク、コットン、化学繊維など、さまざまな素材で作られています。華やかな刺繍や金糸が施された高級なサリーは、結婚式や祝祭日などの特別な場で好んで着用されます。

2. サルワール・カミーズ(Salwar Kameez)

サルワール・カミーズは、ゆったりとしたズボン(サルワール)と、膝丈程度のロングチュニック(カミーズ)、そして長いスカーフ(ドゥパッタ)を組み合わせた伝統的な服装です。動きやすく快適なため、日常着として男女ともに広く親しまれており、特に北インドでは定番のスタイルとなっています。

3. クルタ・パジャマ(Kurta Pyjama)

クルタは襟のないゆったりしたシャツ状の上衣で、紐で腰を締めるドローストリング式のズボン(パジャマ)と合わせて着用します。主に男性の服装として知られ、コットンなど通気性の良い快適な素材で作られることが多く、暑いインドの気候に適した日常着です。近年ではおしゃれなデザインのものも増えています。

4. レヘンガ・チョリ(Lehenga Choli)

レヘンガは裾が大きく広がるロングスカート、チョリはそれに合わせる短めのブラウスのことです。この華やかな組み合わせは主に女性が着用し、結婚式や伝統的な行事、お祭りなどのフォーマルな場で特に人気があります。鮮やかな色使いと豪華な刺繍が施されたものが多く、インドの祝祭感あふれる衣装といえます。

5. シェルワニ(Sherwani)

シェルワニは、男性用の長袖で前開きボタン留めのコートのような正装です。体にフィットする細身のズボン(チュリダール・パジャマ)と合わせて着るのが一般的で、結婚式や格式高い式典などの場面でよく見られます。新郎が着用することも多く、上品で威厳のある印象を与える衣装です。

6. ドーティ(Dhoti)

ドーティは、一枚の長い布を腰と脚に独特の方法で巻き付けて穿く、男性のための伝統的な衣服です。通常はコットン製で、クルタやシャツと合わせて着用されます。歴史は非常に古く、宗教的な儀式や伝統行事の際には今でも広く着られています。

7. ドゥパッタ(Dupatta)

ドゥパッタは、男女ともに使われる長いスカーフやショールのことです。メインの服装に合わせるアクセントとして肩にかけたり、頭部を覆うために使われたりします。サリーやサルワール・カミーズと合わせることが多く、色や柄を選ぶことでコーディネートの幅が大きく広がります。

まとめ

以上が、インドで伝統的または広く着られている代表的な服装の例です。インドは多様な文化と地域性を持つ国であり、そのファッションも州ごとに大きく異なり、無数のスタイルと素材が存在します。都市部では西洋風の洋服も一般的ですが、伝統衣装は今なお人々の生活に深く根ざしており、インド文化の豊かさを象徴しています。