古代の歴史

生神女(聖母マリア)の降誕斎とは何ですか?

生神女の降誕斎(こうたんさい)とは

生神女(せいしんじょ)、すなわち聖母マリアに捧げられる「降誕斎」は、正教会の伝統において大切にされている斎(ものいみ)の期間です。信者はこの期間、祈りと節制を通じて心を整え、生神女誕生の大祝日を迎える備えをします。

斎の始まりと終わり

この降誕斎は、ペンテコステ(聖霊降臨祭、聖霊降臨日とも呼ばれます)後の最初の週(主日)が過ぎた後に始まります。

そして、生神女誕生の大祝日の直前まで続けられます。つまり、斎の期間全体が、聖母マリアの誕生を記念する祝日への準備の時として位置づけられているのです。

生神女誕生祭の日付

生神女誕生の大祝日は、使用する暦によって次のように祝われます。

・グレゴリオ暦:9月8日
・旧暦(ユリウス暦):9月21日

同じ祝日でありながら、暦の違いにより約13日のずれがある点に注意が必要です。これは、正教会の中でもグレゴリオ暦を採用する教会と、伝統的なユリウス暦(旧暦)を守る教会が存在するためです。

まとめ

生神女の降誕斎は、ペンテコステ後の第一主日の翌週から始まり、9月8日(グレゴリオ暦)/9月21日(旧暦)の生神女誕生大祝日の直前まで続く、祈りと準備の期間です。聖母マリアの誕生を心から祝うために設けられた、信仰生活における大切な時間といえるでしょう。