古代の歴史

ウィリアム王はルネサンスや暗黒時代に統治していたのか?その答えを解説

イングランド史における「ウィリアム」といえば、一般的に1066年のノルマン・コンクエスト(ノルマン征服)で知られるウィリアム征服王を指します。では、彼はルネサンス時代や暗黒時代に統治していたのでしょうか。結論から言えば、どちらの時代にも該当しません。ウィリアムの統治期は、イングランド史におけるノルマン朝の時代にあたります。

ウィリアムの統治した「ノルマン朝」の時代

ウィリアムの治世は11世紀後半から12世紀初頭にかけてであり、これはイングランド史でいうノルマン朝期に位置づけられます。1066年のヘイスティングスの戦いで勝利し、イングランド王として即位したウィリアムは、封建制度の導入やドゥームズデイ調査など、中世イングランドの国家基盤を築いた人物として知られています。

ルネサンスとはどんな時代か

一方、ルネサンスは14世紀から17世紀にかけてヨーロッパで展開された文化運動です。古代ギリシャ・ローマの学問や芸術への関心が復興し、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロらが活躍したことで有名です。この時期は、ウィリアムの死後およそ300年以上が経過した後に始まっています。

暗黒時代(中世初期)とは

「暗黒時代」と呼ばれることもある中世初期は、おおむね5世紀から10世紀までの期間を指します。西ローマ帝国の滅亡後に政治的混乱と文化的衰退が続いた時代とされ、これもまたウィリアムの統治より前の時代です。

まとめ

以上のように、ウィリアムはルネサンス時代にも暗黒時代にも統治しておらず、その治世は11世紀から12世紀のノルマン朝期に属します。ルネサンスは彼の死後数百年後に起こった文化運動であり、暗黒時代は彼の登場以前の時代であるため、両者の時代区分とは明確に区別される点を押さえておきましょう。