古代の歴史

1889年「E PLURIBUS UNUM」1ドル銀貨(モーガンダラー)の価値はいくら?状態別の相場を解説

1889年「E PLURIBUS UNUM」1ドル銀貨とは?

表面に自由の女神、裏面にワシが描かれたモーガンダラー(Morgan Dollar)は、1878年から1904年にかけてアメリカ合衆国で鋳造された1ドル銀貨です。裏面のワシの上には「E PLURIBUS UNUM(多数から一つへ)」という銘が刻まれており、この文言から「e pluribus unumドル」と呼ばれることもあります。

1889年に鋳造されたモーガンダラーは、フィラデルフィア(無刻印)、カーソンシティ(CC)、ニューオーリンズ(O)、サンフランシスコ(S)の各造幣局で生産されました。素材は銀90%・銅10%、重さ約26.7g、直径38.1mmという仕様です。

状態(グレード)による価値の違い

1889年モーガンダラーの評価額は、保存状態によって大きく変動します。

  • 流通品:摩耗が進んだ状態のものは、25ドル(数千円程度)未満で取引されるのが一般的です。
  • 未使用品:未使用に近い美しい状態のものは、1,000ドルを超える価格がつくこともあります。

ミントマーク別の価値

同じ1889年でも、造幣局記号(ミントマーク)によって価値は大きく異なります。

  • 1889(フィラデルフィア):発行枚数約2,173万枚と多く、最も一般的な年号です。
  • 1889-O(ニューオーリンズ):発行枚数約1,188万枚。
  • 1889-S(サンフランシスコ):発行枚数約70万枚。
  • 1889-CC(カーソンシティ):発行枚数わずか約35万枚で、シリーズ屈指のキーデイト。低グレードでも高額になり、高グレードの未使用品は数万ドルに達することもあります。

価値を左右する主なポイント

  • 摩耗の程度や打痕・擦れの有無といったグレード
  • ミントマークの種類(特にCCは高評価)
  • 経年による自然なトーン(変色)の美しさ
  • PCGSやNGCなど専門鑑定機関のスラブ(鑑定ケース入り)であるかどうか

正確な価値を知りたい場合は、実績のあるコインディーラーや鑑定機関への相談がおすすめです。なお、自己判断でのクリーニングは表面を傷つけ価値を下げる原因となるため、絶対に避けましょう。