古代の歴史

唐王朝は中国史上最も輝かしい王朝の一つ。李氏一族はどのくらいの期間、帝国を統治したのか?

唐王朝とはどのような王朝か

唐王朝(618年〜907年)は、中国の歴史において最も繁栄し、国際的にも影響力の大きかった王朝の一つとして知られています。隋に続く帝国王朝であり、首都を長安(現在の西安)に置き、シルクロードを通じた東西交流の中心として栄えました。

唐王朝の統治期間は約290年

唐は618年、李淵(高祖)によって建国されました。以後、李氏一族による統治は907年の滅亡まで続き、その期間は実に約290年間に及びます。ただし、この間には一度、王朝が中断した時期があります。

武則天による中断期(690年〜705年)

690年から705年までの15年間は、中国史上唯一の女帝である武則天が「周」という新たな王朝を樹立し、唐の皇帝位を一時奪った時期でした。この中断期を除いた純粋な唐の統治期間は約275年となります。

唐王朝の盛衰

唐は太宗(李世民)の時代に「貞観の治」と呼ばれる安定した政治を実現し、玄宗の時代には「開元の治」と呼ばれる最盛期を迎えました。しかし、755年に勃発した安史の乱を境に勢いは次第に衰え、地方の節度使たちの力が強まっていきます。最終的に907年、朱全忠によって滅ぼされ、中国は五代十国と呼ばれる分裂時代へと移行しました。

まとめ

唐王朝は618年の建国から907年の滅亡まで、中断期を含めて約290年間続いた長寿の王朝でした。詩人李白や杜甫をはじめとする優れた文化を数多く生み出し、日本との遣唐使交流などでも知られるように、東アジア全体に大きな影響を与えた王朝といえます。