古代の歴史

活版印刷機とタイプライター、先に発明されたのはどちら?

答え:活版印刷機のほうがはるかに早く発明されました

結論から言うと、活版印刷機(印刷技術)がタイプライターよりも数百年早く登場しました。両者の誕生には、実に600年以上の時差があります。

11世紀の中国で生まれた活版印刷

世界初の活版印刷は、11世紀の中国・北宋時代に遡ります。1040年頃、職人の畢昇(ひつしょう)が粘土で作った陶製の活字を用いた活版印刷術を考案したとされています。これは、文字ごとに個別の「活字」を作り、組み替えながら印刷できるという画期的な技術でした。

その後、この技術は朝鮮半島へ伝わり、13世紀には金属活字による印刷も行われるようになりました。

ヨーロッパにおける印刷機の発明

ヨーロッパでは15世紀半ば、ドイツのヨハネス・グーテンベルクが金属活字とプレス機構を組み合わせた近代的な活版印刷機を発明しました(1450年頃)。これにより書籍が大量に生産可能となり、知識が一般の人々に広まるきっかけとなりました。

タイプライターの誕生はずっと後

一方、タイプライターの歴史は新しいものです。1714年にイギリスで最初の特許が出願された記録がありますが、実用的な機械として完成したのは19世紀に入ってからです。1860年代にアメリカのクリストファー・ショールズらが開発した機械が原型となり、1874年から商業販売が始まりました。

まとめ

活版印刷機 → タイプライター の順で発明されています。活版印刷が11世紀(中国)、タイプライターが18世紀以降に構想され実用化されたことを踏まえると、両者にはおよそ600〜700年の隔たりがあるのです。