古代の歴史

ニューペンス(New Pence)とは?英国の十進法通貨「新ペンス」の歴史を解説

ニューペンス(New Pence)とは

ニューペンス(New Pence、新ペンス)は、1971年から1982年までイギリスで流通していた通貨単位です。それまで使われていた旧ペニー(十進法以前のペニー)に代わるものとして導入され、旧貨幣と区別するために「ニューペンス」という呼称が用いられました。

当時の換算レートは、1ニューペニー=旧ペニー2.4枚に相当します。これは1971年2月15日に実施されたイギリスの通貨十進法化(デシマライゼーション)によるもので、従来の12ペニー=1シリングという複雑な体系から、100ペンス=1ポンドという分かりやすい体系への移行を意味していました。

なぜ「新」の表記がなくなったのか

時が経つにつれ、「ニューペンス」という呼称は新旧の区別という役割を終え、次第に冗長なものとなっていきました。そこで1982年には、ペンス建ての硬貨から「New」の文字が削除されることになりました。

ニューペンスシリーズの硬貨一覧

ニューペンスシリーズとして発行された硬貨は以下の5種類です。

  • 1ニューペニー(1 New Penny)
  • 2ニューペンス(2 New Pence)
  • 5ニューペンス(5 New Pence)
  • 10ニューペンス(10 New Pence)
  • 50ニューペンス(50 New Pence)

1982年以降の変遷

1982年以降、これらの硬貨はそれぞれ1p、2p、5p、10p、50pと呼ばれるようになり、イギリスの主要な硬貨として流通し続けました。その後、1997年に2ポンド(£2)硬貨が導入され、さらに1998年にはエリザベス2世女王の新しい肖像をあしらったデザインへと更新されています。