インカ族発祥の地は現在のペルー、クスコ渓谷
インカ族は、現在のペルーに位置するアンデス山脈のクスコ渓谷で生まれたと考えられています。標高3,400メートルを超える高地にあたるこの地域は、やがてインカ帝国の政治・宗教の中心地として繁栄することになります。
伝説に語られるインカの始まり
インカの起源については、太陽神インティの子とされる初代皇帝マンコ・カパックが、神々の導きによってクスコの地に王朝を築いたという伝説が語り継がれています。歴史的な観点では、12世紀から13世紀頃に小さな部族国家として出発したとみられています。
小さな部族から大帝国へ
当初のインカは周辺の勢力の一つにすぎませんでしたが、15世紀に皇帝パチャクテクが即位すると急速な拡大を遂げました。その結果、インカ帝国はペルーだけでなく、エクアドル、ボリビア、チリ、アルゼンチンの一部まで含む、プレコロンブス期アメリカ最大の帝国へと成長したのです。
まとめ
インカ族の発祥の地は、アンデス山脈のクスコ渓谷です。神話と歴史が交錯するその起源から、インカは石造建築や高度な道路網など独自の文明を築き上げ、南米史上最も偉大な帝国となりました。今も残るマチュピチュなどの遺跡は、その栄華を現代に伝えています。