考古学的発見

砕石術とは?腎結石や胆石を治療する衝撃波治療の仕組みと流れを解説

砕石術(さいせきじゅつ)は、音波(衝撃波)のエネルギーを利用して、体内にできた結石を小さな破片に砕く医療処置です。砕かれた結石の破片は、自然に体外へ排出されやすくなるため、大きな切開を必要としない体に優しい治療法として広く行われています。

砕石術で治療できる主な病気

1. 腎結石・尿管結石

最も一般的な適応は腎臓や尿管にできる結石です。特に「体外衝撃波結石破砕術(ESWL)」と呼ばれる方法では、体外から照射した衝撃波を結石に集中させ、砂粒のような小さな破片へと砕きます。破片となった結石は尿とともに自然に排出されるため、手術による侵襲を大幅に抑えられます。

2. 胆石

胆のうや胆管にできた胆石に対しても砕石術が選択されることがあります。ただし、胆石の場合は結石の成分(コレステロール系か色素系か)や大きさによって治療適応が異なるため、医師による慎重な評価が必要です。

砕石術のメリット

  • メスを使わず、体への負担が少ない
  • 入院期間が短く、日帰りまたは短期入院で受けられる場合が多い
  • 麻酔も軽度で済むことが多い
  • 回復が早く、日常生活への復帰がスムーズ

治療の流れと注意点

治療では、X線や超音波で結石の位置を正確に特定し、その場所に向けて衝撃波を照射します。施術時間はおよそ30分〜1時間程度です。砕いた結石の排出時に一時的な痛みや血尿がみられることがありますが、多くは軽度で自然に収まります。

一方で、結石の大きさや硬さ、位置によっては一度で完全に砕けないケースもあり、複数回の治療が必要になることがあります。また、妊娠中の方や出血性疾患のある方など、治療を受けられない場合もあるため、事前に医師とよく相談することが大切です。

まとめ

砕石術は、腎結石・尿管結石・胆石などの結石性疾患に対して、衝撃波の力で結石を小さく砕き、自然排出を促す低侵襲な治療法です。切開を伴わず回復も早いことから、多くの患者さんにとって負担の少ない選択肢となっています。結石でお悩みの方は、まず泌尿器科や消化器内科の専門医にご相談ください。