マヤ文明の寺院(ピラミッド)の高さは、遺跡の場所や建設された時代によって大きく異なります。熱帯雨林の中にそびえ立つこれらの建造物は、当時の高度な建築技術を今に伝えています。ここでは、特に高いことで知られる代表的なマヤの寺院を紹介します。
高さで知られる主なマヤの寺院
- ティカル 第1神殿(グアテマラ):高さ約47メートル(154フィート)。ジャガーの神殿としても知られるティカルの象徴的な建造物です。
- エル・ミラドール(グアテマラ):高さ約55メートル(180フィート)。先古典期最大級の都市遺跡として知られています。
- エル・ティグレ神殿(グアテマラ):高さ約57メートル(187フィート)。エル・ミラドール遺跡内にある巨大なピラミッドです。
- カラコル カアナ神殿(ベリーズ):高さ約43メートル(141フィート)。ベリーズ最大のマヤ遺跡の中心を成す建造物です。
- カンクエン(グアテマラ):高さ約46メートル(151フィート)。パシオン川流域の交易拠点として栄えた遺跡です。
なお、ティカル遺跡にはさらに高い第4神殿があり、その高さは約65メートルに達し、マヤ人が築いた建造物の中でも最高峰の一つとされています。
寺院を支える巨大な基壇ピラミッド
さらに注目すべきは、寺院そのものよりも、それを支える基壇となるピラミッドの方がはるかに巨大なケースがあるという点です。有名な例がメキシコのチョルーラの大ピラミッドで、全体の高さは約66メートル(217フィート)に及びます。ただし、その頂上に建つ寺院部分は、ピラミッド本体と比べると比較的小さくなっています。
チョルーラの大ピラミッドは、底面積と体積において世界最大級のピラミッドとして知られ、マヤだけでなくメソアメリカ全域の建築技術の高さを物語る存在といえます。