伝説の「シボラの七都市」を求めて
スペインの探検家フランシスコ・バスケス・デ・コロナドと彼の率いる兵士たちは、伝説として語り継がれてきた「シボラの七都市」を発見することを最大の目的として遠征に出ました。
この七都市は、金や銀で造られた豪華絢爛な街であるとの噂が広まっており、当時のスペイン人探検家たちにとって、それは富と栄光を手に入れる絶好の機会と考えられていました。
遠征の結果
1540年から1542年にかけて、コロナド一行は現在のアメリカ南西部、すなわちアリゾナ州やニューメキシコ州一帯を縦断して探索を行いました。しかし、彼らが実際にたどり着いたのは、金銀に輝く幻想的な都市ではなく、ズニ族をはじめとする先住民たちの質素なプエブロ集落でした。
期待していた宝物はどこにも存在せず、この遠征は莫大な費用を投じたにもかかわらず、経済的にも評判的にも大きな失望をもって終わることとなりました。それでも、この遠征によって北米内陸部に関する地理的知識が大きく広がった点は、歴史的に重要な意義を持っています。