連合規約とは
連合規約(Articles of Confederation)は、アメリカ合衆国における最初の憲法的な枠組みです。第二次大陸会議の委員会によって起草され、1777年11月15日に議会で承認されました。その後、すべての州による批准を経て、1781年3月1日に正式に発効しました。
権限の弱い中央政府の仕組み
連合規約のもとでは、非常に権限の弱い連邦政府が確立されました。連邦政府には税を徴収する権限も、商業を規制する権限も、法律を強制的に執行する権限もありませんでした。その代わり、各州が主権を持ち独立した存在として扱われ、連邦政府は各州の協力があって初めて行動できるという仕組みでした。
連合規約の問題点と限界
連邦政府に法律を執行する実質的な力がなかったため、連合規約は実効性に乏しいものとなりました。この結果、インフレーション、失業、国家債務の増大といった一連の経済的・社会的問題が次々と発生しました。
フィラデルフィア憲法制定会議への道
こうした問題を受けて、1787年、各州の代表者たちがペンシルベニア州フィラデルフィアに集まり、連合規約の見直しを目的とした会議が開かれました。この会議の成果として誕生したのがアメリカ合衆国憲法であり、これにより従来よりもはるかに強力な連邦政府が作り上げられることとなりました。