考古学的発見

ティーヒーとバーク署名入りの1899年銀証明書の価値はいくら?相場と見極めポイントを解説

「ティーヒーとバーク」の署名入り1899年銀証明書は実在するのか?

「ティーヒー(Teehee)とバーク(Burke)の署名が入った1899年銀証明書は存在しない」という話を目にすることがありますが、これは誤解です。実際には、1899年シリーズの1ドル銀証明書(シルバー・サーティフィケート)、通称「ブラックイーグル」の中に、この二人の署名が並んだ紙幣が確かに存在します。

署名の由来:ティーヒーとバークは誰?

アメリカの紙幣には、財務官(Treasurer of the United States)と、財務省官庫長(Register of the Treasury)または財務長官の署名が刷り込まれます。ジョン・バーク(John Burke)は1913年から1921年まで財務官を務め、ヒューストン・B・ティーヒー(Houston B. Teehee)は1915年から1919年まで財務省官庫長を担当しました。そのため、「ティーヒー・バーク」の署名の組み合わせは、主に1915年〜1919年頃に印刷された紙幣に見られます。

ここで重要なのは、1899年シリーズという名称はデザインの採用年を示すものであり、実際の印刷はその後も長期間にわたって続けられたという点です。つまり、「1899年の紙幣だから1899年当時の署名であるべきだ」と考える必要はありません。

1899年1ドル銀証明書「ブラックイーグル」とは

裏面中央に大きく描かれた鷲の図柄から「ブラックイーグル」の愛称で親しまれるこの紙幣は、約187×79mmの大型紙幣で、表面の鷲の下にリンカーンとグラントの両大統領の肖像が配されています。銀本位制時代に発行された歴史的な証明書であり、コレクターの間でも人気の高い定番アイテムです。

価値・相場の目安

状態によって価格は大きく変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

・折り目や汚れが目立つ流通品(VG〜F):約40〜100ドル
・比較的状態の良い流通品(EF前後):約100〜250ドル
・未使用品(Uncirculated):約300〜800ドル以上
・スターノート(番号の頭に星印付き):上記よりもさらに高値がつきやすい

※これらは市場での概算であり、実際の取引価格は時期や需要によって変動します。

価値を左右するチェックポイント

・紙幣の状態(折り目、しわ、シミ、縁の摩耗の程度)
・中央揃えや印刷ズレの有無
・シリアルナンバー(ゾロ目などの特殊番号)
・スターノートかどうか
・色あせや修復の痕跡の有無

まとめ

ティーヒーとバークの署名入り1899年1ドル銀証明書は実在しており、特別な希少品というわけではありませんが、状態次第では十分なコレクター価値が期待できます。正確な評価を希望する場合は、PMGやPCGSといった第三者鑑定機関によるグレーディングを受けることをおすすめします。