考古学的発見

アメリカの金鉱山はどこにある?主要産金地域と代表的な金鉱山を徹底解説

アメリカ合衆国は世界有数の金産出国であり、各地に大小さまざまな金鉱山が点在しています。本記事では、特に生産量の多い州と、そこで操業されている代表的な金鉱山をわかりやすく紹介します。

1. ネバダ州 ― 全米一の金産出地

ネバダ州はアメリカ国内で最も多くの金を産出する州です。

カーリン・トレンド(Carlin Trend)

「カーリン型」という鉱床タイプの名前の由来となったこの地域には、カーリン鉱山、ゴールドストライク鉱山、コルテス鉱山など、世界規模の大型露天掘り金鉱山が集中しています。この一帯だけで全米の金産出量の大部分を占めており、世界的にも重要な産金地帯です。

2. アラスカ州

フォートノックス鉱山(Fort Knox Mine)

フェアバンクス近郊に位置する大型露天掘り金鉱山で、アラスカ州最大級の金生産者として知られています。厳しい寒さの中でも年間を通じて操業が続けられている点が特徴です。

ケンジントン鉱山(Kensington Mine)

南東アラスカのジュノー近郊に位置し、地下採掘を中心とした金鉱山です。

3. サウスダコタ州

ホームステイク鉱山(Homestake Mine)

リード(Lead)に位置し、かつて西半球最大かつ最深の金鉱山として名を馳せました。約125年間にわたって操業され、2002年に閉山しましたが、その跡地は現在、深部地下での科学実験施設としても利用されています。

リッチモンドヒル鉱山(Richmond Hill Mine)

ロッチフォード(Rochford)近郊で露天掘り方式により採掘が行われていた金鉱山です。

4. コロラド州

クリプルクリーク&ビクター金鉱山(Cripple Creek & Victor Gold Mine)

クリプルクリーク地区に位置する、コロラド州を代表する現役の大型金鉱山です。かつては地下採掘が中心でしたが、現在は大規模な露天掘りとヒープリーチング法による生産が行われています。

ヘンダーソン鉱山(Henderson Mine)

エンパイア(Empire)近郊に位置する大規模鉱山で、モリブデンを主産物としながら、金や銀といった貴金属も副産物として回収されています。

5. カリフォルニア州

ゴールドラッシュゆかりの地

1848年のゴールドラッシュで一躍有名になったカリフォルニアには、マザーロード(Mother Lode)地域やシエラネバダ山脈など、歴史的な金鉱地帯が今も残っています。

グラスバレーとネバダシティ

歴史ある鉱山町として知られるこの2つの町では、近年、小規模な金採掘への関心が再び高まっています。

6. アリゾナ州

バグダッド鉱山(Bagdad Mine)

銅を主体とする大型露天掘り鉱山ですが、金やモリブデンもまとまった量が生産されており、多金属鉱山としての側面を持っています。

カッパーストーン鉱山(Copperstone Mine)

アリゾナ州西部に位置する地下式の金鉱山です。

7. ユタ州

ビンガムキャニオン鉱山(Bingham Canyon Mine)

オクァー山地(Oquirrh Mountains)にある世界最大級の露天掘り銅山で、銅のほかに金・銀・モリブデンも副産物として大量に生産しています。「人類が造った地球上で最も大きな穴の一つ」としても有名です。

ゴールドストライク鉱山(Goldstrike Mine)

州西部のウエストデザート(West Desert)地域に位置する地下式金鉱山です。

その他の金鉱山がある州

上記のほかにも、モンタナ州、アイダホ州、ワイオミング州、ニューメキシコ州などでも金の探査や採掘が行われています。既知の金鉱床や地質条件の良い地域を対象に、探査活動は現在も活発に続けられています。

まとめ

アメリカの金鉱山は、全米一の産金地であるネバダ州を中心に全国各地へ広がっており、それぞれ独自の歴史と地質的特徴を持っています。金価格の動向を受け、今後も新たな探査や開発プロジェクトが進められると見込まれます。