考古学的発見

1918年・1932年マーキュリーダイムの価値はいくら?状態別相場と査定のポイントを解説

マーキュリーダイムとは?

マーキュリーダイムは、1916年から1945年にかけてアメリカで発行された10セント銀貨の通称です。表面には翼のある帽子をかぶった自由の女神が描かれており、その姿がローマ神話の神メルクリウスを連想させることから、この愛称で親しまれています。

1918年や1932年のマーキュリーダイムの価値は、保存状態・希少性・市場需要という3つの要素によって大きく変動します。以下では、それぞれの年号についてコンディション別の相場を目安としてご紹介します。

1918年マーキュリーダイムの価値目安

摩耗が激しい状態

細部が大きくすり減り、図柄の判別が難しい状態のものは、約1〜5米ドル(約150〜750円)程度。銀地金としての価値が中心になります。

平均的な流通品

ある程度摩耗していても図柄がはっきり確認できるものであれば、約5〜15米ドル(約750〜2,200円)の価値が見込めます。

美品(Fine)

中程度の摩耗はあるものの細部がシャープに残っているものは、約15〜30米ドル(約2,200〜4,500円)ほどで取引されます。

極美品(Extremely Fine)

ごく軽い摩耗にとどまり、細部が高いレベルで保たれているものは、約30〜70米ドル(約4,500〜10,500円)が相場の目安です。

未使用品(Uncirculated)

流通による摩耗が一切なく、発行当時の光沢(ミントラスター)を保つものは高値がつきやすく、約100米ドル(約15,000円)から数百米ドル以上になることもあります。グレード次第で価値は大きく変わります。

1932年マーキュリーダイムの価値目安

押さえておきたい重要なポイント:1932年と1933年は、大恐慌の影響で10セント硬貨の需要が激減したため、アメリカ造幣局はダイムを一切製造していません。つまり「1932年」の年号を持つマーキュリーダイムは、摩耗した別の年号(例:1937年)を読み違えているか、年号を加工した偽造品である可能性が高いといえます。まずは手元のコインの年号をよく確認してみましょう。

参考までに、市場で取引される場合の一般的な目安は以下の通りです。

摩耗が激しい状態

約1〜5米ドル(約150〜750円)

平均的な流通品

約5〜10米ドル(約750〜1,500円)

美品(Fine)

約10〜20米ドル(約1,500〜3,000円)

極美品(Extremely Fine)

約20〜60米ドル(約3,000〜9,000円)

未使用品(Uncirculated)

約150米ドル(約22,000円)から数百米ドル以上。状態によってはさらに高額になる可能性もあります。

正確な価値を知るには

上記の価格はあくまで一般的な目安であり、実際の査定額は市場の動向やコインごとの状態によって変動します。希少な年号や状態の良いコインほど、専門家によるグレーディング(状態評価)の結果が価値を大きく左右します。

正確な査定を受けたい場合は、NGCやPCGSといった信頼性の高い鑑定機関に依頼するか、経験豊富なコインディーラーに相談しましょう。売却を検討しているなら、複数の業者から相見積もりを取ることで、より適正な価格をつかむことができます。