フィリピン中部ビサヤ地方に位置するシキホール島は、「魔法の島」としても知られる美しい観光地ですが、実はユニークな郷土料理の宝庫でもあります。新鮮な海の幸を活かした料理から、素朴で心温まる家庭料理まで、この島でしか味わえないメニューが数多く存在します。
ここでは、シキホール島を訪れたらぜひ試したい代表的な郷土料理を12種類ご紹介します。
1. バリンササイ(Balinsasay)
バリンササイはナマコの一種です。加熱調理すると中の柔らかい組織がほどよく引き締まり、甘みと塩気のバランスが絶妙な味わいに仕上がります。島ならではの珍味として、多くの旅行者を魅了しています。
2. ラウイ(Law-uy)
ラウイはフィリピンで非常に人気の高い海藻の一種です。生のままサラダとして、または加熱して食べることができ、その食感と風味はアッケシソウ(サンプファイア)やアスパラガスに例えられることもあります。ヘルシー志向の方におすすめの一品です。
3. キニラウ(Kinilaw)
キニラウは、生魚を酢、ニンニク、玉ねぎなどの香辛料に漬け込んで作るフィリピンを代表する料理です。南米のセビチェに似た調理法で、ココナッツミルクや唐辛子と一緒に提供されるのが一般的です。酸味と辛みが絶妙に調和した、ビールのお供にもぴったりの一品です。
4. シシ(Sisi)
シシはシキホール島にのみ生息すると言われる巻貝です。ココナッツミルクとスパイスでじっくり煮込むか、ニンニクバターでシンプルに焼いて楽しむのが定番の食べ方です。
5. ビナキ(Binaki)
ビナキはシキホール島でしか見られない貝の一種です。ココナッツミルクとスパイスで煮込むことで、貝の旨味が引き立つ濃厚な一品に仕上がります。
6. ハラン(Halaan)
ハランはシキホール島固有のシダ植物です。ココナッツミルクとスパイスで調理されることが多く、山の恵みならではの独特の風味が楽しめます。
7. バンディワ(Bandiwa)
バンディワはシキホール島のみに生息するウナギの一種です。ココナッツミルクとスパイスで煮込むか、蒸して食べるのが一般的で、ふっくらとした食感が特徴です。
8. ヒリガイノン(Hiligaynon)
ヒリガイノンは、シキホール島で人気のフィッシュカレーを指す言葉です。さまざまな種類の魚、野菜、スパイスをふんだんに使って作られ、コク深いスープがご飯との相性抜群です。
9. シキホラノ・ルンピア(Siquijorano Lumpia)
シキホラノ・ルンピアは、野菜、肉、スパイスをたっぷりと詰めた春巻きです。甘酸っぱいタレをつけて食べるのが定番で、軽食やおやつとしても人気があります。
10. ティノラ(Tinola)
ティノラはシンプルながら奥深い味わいのスープ料理です。鶏肉または豚肉を、生姜、レモングラス、フィッシュソース、ライムの葉で風味づけしたスープで煮込んで作ります。体が温まる優しい味は、フィリピンの家庭料理の魅力を存分に感じさせてくれます。
11. レチョン・マノック(Lechon Manok)
レチョン・マノックは、スパイスとハーブのブレンドに漬け込んでローストしたチキンです。外は香ばしく、中はジューシーに仕上がり、酢と唐辛子で作ったさっぱりとしたつけダレと一緒にいただくのが定番スタイルです。
12. シヌグラウ(Sinuglaw)
シヌグラウは、酢に漬け込んだ生魚と炭火で焼いた豚肉、玉ねぎ、トマトを組み合わせたフィリピン料理です。スパイス入りの酢だれをつけていただき、生魚の酸味と焼き豚の香ばしさのコントラストが癖になる一品です。
13. チチャロン(Chicharron)
チチャロンは、豚の皮を黄金色でカリカリになるまでしっかりと揚げたおつまみです。酢、醤油、ニンニクをつけて食べるのが一般的で、ビールとの相性は抜群。フィリピン中で愛される国民的なスナックです。
まとめ
シキホール島の郷土料理は、島の豊かな自然と海の恵みを活かした多彩なメニューが揃っています。ココナッツミルクをふんだんに使った料理や、島固有の食材を使った珍味など、他の地域では味わえない体験が待っています。観光の際には、ぜひこれらの郷土料理を味わって、シキホール島の食文化を堪能してみてください。